【企業コンプライアンス】テレワーク ~ テレワークって?電話で仕事するの? ~
「働き方改革」という言葉もいろいろなところで聞かれるようになりましたが、実際に働き方を改革している企業はまだまだ少ないようです。「働き方改革」は今後IOT(Internet of Things)技術の進歩によってさらに推し進められると思いますが、今回は現時点では代表的な「テレワーク(在宅勤務制度)」についてご紹介しようと思います。
【テレワークとは】
テレワークとは、情報通信技術を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことをいいます。
テレワークの形態は、一般に以下の3つに分類されます。
1 在宅勤務 ― 労働者が自宅で勤務を行う形態
2 サテライトオフィス勤務 ― メインオフィス以外に設けられたオフィスを利用する形態
3 モバイル勤務 ― ノートパソコンや携帯電話等を活用して臨機応変に選択した場所で業務を行う勤務形態
皆さんも会社で仕事をしていて、「この仕事、会社じゃなくてもできるよな」、「いちいち会社に戻るのは時間がもったいない」、「自宅で仕事ができれば、子育てと両立できるのに」など思ったことは一度ならずあるのではないでしょうか。
テレワークの最大の趣旨は、時間の効率的利用にあります。出社しないとできない業務じゃないのにわざわざ会社に来る意味ある?もっと柔軟にやっていいんじゃない?もっと柔軟にやろうよ、という制度です。もちろん会社で互いに顔を見ながら仕事をするということを否定するものではなく、柔軟に働ける環境作りを行い、従業員の労働生産性を向上させよう、というものです。
営業活動の効率化や育児と仕事の両立を目指している企業の方は導入を検討してはいかがでしょうか。導入の際には、労働基準関係法令や柔軟な労働を可能とする制度への配慮が必要となる場合もありますので、ぜひお気軽にご相談ください。
(担当:萩生田)
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